西原みゆきを紐解く 2

こんにちは。西原です。

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今日はまた真面目なブログ。

美容師の未来について。

美容師の未来を考えた時に行く末を思うと、

5060になっても現場に立つ人がどれだけいるだろう。

ましてや、男性美容師でずっとサロンワークを続けている人は少ない。

たいがいは経営者になる。という道がこれまでの業界の流れであったが、

昨今、店を持ちたいとは思っていない。

という人が増えてきている。

そういう人はどうするのか?

「副業」という選択肢が出てきた。

業界誌などでも言われ出し、30オーバーで独立願望のない美容師は「そろそろ他の仕事も探さないとな」「宅建でも取ろうかな」みたいに言ってる人もいる。

他の仕事を舐めてはいけない。

実際に考えてみて欲しい。

今の仕事を続けながら、出来るラクな仕事なんてない。

美容師していて、サロンワーク中にサロンワーク以外の事をどれだけこなしながら、仕事が出来てるんですか?

サロンワーク以外の時間にどれだけの余力が残っているのですか?

私は経営者で、サロンワーク以外の仕事の方が実際には多い。

サロンワークが終わってから仕事をする事は40を過ぎてからはかなりこたえる。

なので、サロンワーク後は出来るだけすぐ帰るようにしているが、

その代わり休みの日も仕事しているし、サロンワークの空いた時間もずっと仕事している。

もう一つ仕事をするという事はサロンワーク以外の事に残りの時間を費やすということ。

もし、始める仕事が、美容と全く違う分野なら、頭の切り替えがよほど柔軟な人でない限り大変だろう。

単純に、お客様は美容のエキスパートに髪を切ってもらいたいと思っているし。

ウチは基本的に副業は禁止している。

かと言って、将来を閉ざしているのではなく、

美容師としてのピークは35をすぎれば落ちてくるが、それなら、自分の技術を伝えていく人になれば良い。

「若手が育ち美容師として一生食べていける人を育成する」

と謳っているウチの会社には私以外にも若手を育てる人が必要だし、それが業界にとっても、お客様にとってもプラスになる。

「職人の仕事は受け継いでいかなければならない」

これは、ウチのスタッフのお父さんが言っていた言葉らしいが、私も本当にそう思う。

「自分だけが良かったらそれで良い」という人はどこでも嫌われ、誰でもそうならないように心がけて生活している人がほとんどだと思うが、仕事に対しての向き合い方にもそうあってほしい。

自分が良い美容師になれたなら、それを引き継いでいくことが循環であり、業界への恩返しであり、人の道ではないだろうか。これが古い考えでもしかしたら、私が淘汰されるのかもしれないが、そこを大切にしてやってきたし、これからもそうするし、それを伝えていく。

時代の流れでもしかしたら、私の方が10年後に消えてなくなっているかもしれないけど。

副業で稼ぐ暇があるなら、下の子を育てる側に回ることだ。

課題となるのは、育てる側に回った人がやりがいをもって働ける、将来を不安に思わない将来のプランや、給与体系や、制度を作っていくことだと思う。

私自身、前の会社で将来のプランがあり、安心して働けていたら辞めてなかったかもしれない。

美容師はやりがいがあり、自分に自信が持て、人に喜んでもらえる仕事。そこを求める人がする仕事であって、お金は後からついてくるんだよ。

ちなみに、私はずっと美容師でいようと思う。

経営者になったけど、店をしている間にハサミを置くことはないだろう。

西原みゆき

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